東大阪市・布施駅前の歯医者、精密診療の百間谷歯科です。一般歯科・小児歯科・ホワイトニング・インプラント・審美歯科・無痛治療・顎関節症治療等ご相談ください。健康保険取り扱い
 

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  歯科治療
Q & A

   悩みの多い症状や、歯科に対する疑問をまとめています。
   




 Q & A 一覧 (項目をクリックしてください / スクロールでも御覧いただけます)

 ◆冷たいもの、甘いものがしみる
 ◆歯を抜けたままにしておくとよくないの?
 ◆口臭が気になる

 ◆歯と歯の間がすいてきた
 ◆妊娠中だけど歯の治療は大丈夫?

 ◆知覚過敏ってなに?
 ◆子供に虫歯進行止めを塗ってもらったら黒くなった
 ◆タバコのヤニやお茶の茶シブはとれるの?
 ◆痛くないのに治療が必要といわれた
 ◆保険の治療と保険外(自費・実費)の違いは?

 ◆レントゲンは大丈夫?
 ◆歯の治療をしたのにうまくかめない
 ◆神経の治療の途中ですが忙しくて歯医者に行けない
 ◆あごの関節がカクカクする
 ◆中国産の入れ歯でないか不安

 ◆インプラントをすすめられた
 ◆入れ歯安定剤を使ったほうが良いの?
 ◆親知らずが生えてきた
 ◆歯の神経(根)の治療をしたのに痛い
 ◆歯石は取ったほうが良いの?

 ◆虫歯と手荒れの関係
 ◆歯ぐきに白いいぼのようなものができた
 ◆フッ素が歯に良いときいた
 ◆歯を抜いた穴が痛い、臭いがする
 ◆歯の色がおかしい

 ◆歯が原因で蓄膿症になるというのは本当?
 ◆初期の虫歯は治る?

 

 ◆冷たいもの、甘いものがしみる

冷たいものや甘いものを食べたとき歯がしみた経験が多い方は多いでしょう。
虫歯は程度によって痛さや症状が異なります。
痛みが無い場合でも意外と虫歯は大きいものです。冷たいもの、甘いものを食べたときに痛むのは、虫歯が大きくなって神経(歯の根)に近づいてきている可能性が大きいです。
神経にまで虫歯が達すると、温かいものでしみたり、何もしなくても強烈に痛んだりしますので、歯の根の治療が必要になってきます。(時間もコストも大きくなります)
早め早めの受診をお勧めします。

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 ◆歯を抜けたままにしておくとよくないの?

何らかの原因で歯がなくなってしまった場合、なくなってしまったところに歯の代わりとなるものをいれなくてはなりません。
歯は同じところにじっとしているものではなく、前後の歯は空いたスペースに倒れこんできますし、上下対でかみ合っていた歯はつかえが取れることで伸びてきてしまいます。
こうなるとせっかくのかみ合わせがばらばらに崩れてしまい、まともにかめなくなってしまいます。
このような変化は長い月日をかけてなるのではなく、数ヶ月、早い場合だと数週間単位で顕著におこるので早めの処置が必要です。
一度かみ合わせが狂ってしまうと、まわりの歯も含めた大がかりな治療となってしまうため時間もコストも数倍かかります。

また、同じことは虫歯などで生え変わりの時期よりずっと早く抜けてしまった乳歯でもおこります。
特に一番奥の乳歯は大人の歯の配列にかかわる重要な位置にあるため、抜けたまま放置すると大人になってからの歯並びに大きな影響を及ぼします。

歯がなくなってしまったら、その後の処置をどうしたらよいかよく歯医者さんと相談されるのがよいでしょう。

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 ◆口臭が気になる

口臭の悩みはなかなか人には相談しづらいものです。
お口の臭いは臭いの元を断たないと解決しません、つまり原因が何かをはっきりさせることが重要です。
ガムや口臭防止サプリ、うがい薬は口臭を別の臭いでおおうことで本来の口臭を気付きにくくしているだけで、臭い自体を解消しているわけではありません。

臭いの原因は、虫歯、歯周病、生活習慣、口呼吸、加齢から全身疾患まで多岐にわたります。
たかが口臭ですが、体からのサインでもあるのです。
原因をはっきりさせて、治療することで臭いを元から断ち、心身ともにすっきりするのも良いかも知れません。

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 ◆歯と歯の間がすいてきた

年齢とともに歯と歯の間が広がってきたら要注意、歯ぐきの病気である歯周病(歯槽膿漏)の可能性が高いです。
歯ぐきの中にある歯を支えている骨がやせてしまい、歯を支えきれなくなって歯が倒れだしてきた結果、歯と歯の間が広がってくるのが歯周病の症状の一つです。
歯周病が進行すると虫歯でもないのに歯が抜け落ちてしまいます。
早い段階であれば歯周病は、治療することで進行を食い止めることができます。
症状がでなくても進行しているのが歯周病、症状がでてきたときには手遅れに近いことが多いのが特徴であり、歯医者泣かせの疾患なのです。
歯ぐきの出血や歯の動揺は歯周病が進んでいることの証拠みたいなものです、早めに歯医者さんを受診されるのが良いでしょう。

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 ◆妊娠中だけど歯の治療は大丈夫?

妊娠されている方の歯の治療は、急ぐものでなければ出産後が良いでしょう。
痛みなど症状が出てきている場合は、沈静などでできるだけ対症療法で対応し、必要であれば安定期と呼ばれる妊娠5ヶ月目以降に様子を見ながら治療するのがよいと思います。
ただし、妊娠中の歯科治療についての知識をきちんと持った歯科医師に受診されることをおすすめします。
抗生物質や鎮痛剤の中には産中産後に、胎盤や母乳を通して胎児やお子さんに移行し影響を及ぼすため使用をしてはならないものも存在します。
また、歯科で用いる麻酔薬の中には添加物として分娩促進の作用をもつ成分が入っているものもあるため注意が必要です。
新しい家族を笑顔で迎えるためにも、慎重に治療してくれる歯科医院にかかりましょう。

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 ◆知覚過敏って何?

特に虫歯が見当たらないようなのに冷たいものを飲むと歯がしみる、奥歯が何本もしみてしみて仕方が無い、歯の根元を触ると電気が走ったように感じることがある場合、それは知覚過敏かも知れません。
知覚過敏は虫歯ではありませんが、歯が長年の使用で過度な力がかかり続けた結果、歯の一部が欠けてしまってその部分がしみるようになったものです。
当院では知覚過敏処置に即日処置で非常に効果の高い治療をおこなっています。
お悩みの方は一度当院の受診をお勧めします。

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 ◆子供に虫歯進行止めを塗ってもらったら黒くなった

子供の虫歯は進行が非常に早く、治療に協力的でないため大変です。
そこで、サホライドというフッ化ジアミン銀製剤で虫歯の進行をとめる処置を行うことがあります。
これは虫歯の進行を抑える反面、虫歯を黒く染めてしまうという欠点があります。
そして黒く染まった部分は生え変わるまでそのままです。

乳歯の治療において、もっとも気をつけるべきは、次に生えてくる大人の歯に影響を及ぼさないようにしてあげることです。
生える前の大人の歯の上に虫歯の乳歯があると、歯の形成不全や歯並びなどに大きな影響を及ぼします。
進行止めで問題になるのは、黒くてみっともないということでしょう。
確かに虫歯を削って白いつめ物をつめれば見た目はよいでしょうが、つめ物は往々にして再びつめ物の境目から虫歯が侵入します。
また進行止めで黒くなるのがみっともないからと、治療を先延ばしにするのも本末転倒でしょう。
少なくとも今は進行止めで様子を見て、お子様が治療に協力的になってくれるのを待つのも手だと思います。
お子様の将来を考えた治療の選択がよいのではないでしょうか。

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 ◆タバコのヤニやお茶の茶シブはとれるの?

タバコのヤニや、お茶やコーヒー、ワインなどの茶シブは歯磨きなどではなかなか取れません。
自分で清掃できるキットなども売られていますが、いまいち取れません。
しかし歯医者さんでは、歯に硬くこびりついた着色を取ることができる装置があるところがあります。

当院では、超音波で歯石や大きな着色を除去し、研磨用ペーストで表面の着色の除去、さらに取りきれないものには炭酸カルシウム粉末を高圧で吹きつけ完全に取り去ることが可能です。
なお、当院では着色除去後に歯の表面に現れた着色しやすい新鮮面を、再び着色しにくいようにする歯面処理を行っております。

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 ◆痛くないのに治療が必要といわれた

痛みがないのに治療が必要な歯にはいくつかのパターンに分けられます。

一つは虫歯がまだ浅く、歯の中心部にある神経近くまで達していない場合です。
いずれ虫歯は神経にまで到達するため治療が必要です。
早めの治療であれば時間、コストともにかかる神経の処置をしなくてもよいかもしれません。

次は歯の神経がすでに無くなっていたり、死んでしまっている場合です。
これは神経が無いため、虫歯が深くまで到達していても全く痛みを感じることはありません。
神経の入っている穴はあごの骨深くに直結しているため、細菌に骨への通り道を与えているようなものです。
つまり、虫歯に対して完全に無防備な状態にあるといえます。
あごの骨の中では病巣(膿袋)ができ、何とかそこで食い止めようとがんばっている状態です。
しかしいずれ病巣は大きくなり、抵抗力が落ちたときなどに爆発し、猛烈な痛みとともに腫れ上がります。
そのような状態になる前に歯の根の治療をすれば数回の治療ですむでしょう。

そして歯周病(歯槽膿漏)が進行している場合です。
歯周病は成人になったころから静かに進行し、症状がほとんどないまま経過します。
ある程度歯周病が進行すると、歯ぐきからの出血や歯のゆれなどの症状が出てきますが、それまでは体調の悪いときに歯が浮くような感じがあるぐらいです。
しかも虫歯がないのですから余計気付きにくい状態です。
早めに治療できれば、進行を止めることができます。

いずれのケースにしても、最終的には猛烈な痛みと症状が発現し、治療にはコストも時間もかなりかかるようになるということです。
そして症状が出るのは忙しくて体力が落ちたときなどが多いため、大変なときに大変な思いをすることになるパターンが多いようです。
治療できればまだしも、せっかくの歯を失うことも珍しくはありません。
痛くないからと治療を先送りにせず、早め早めの治療をお勧めします。

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 ◆保険の治療と保険外(自費・実費)の違いは?

日本では健康保険があり、総治療費の何割かを支払うだけで医療を受けれます。
そのかわり、健康保険を用いての治療内容、治療法は大きく制限があります。
たとえばガン治療で保険では最新の治療を受けれないのも、保険で認められている治療内容の範囲を超えているからです。

同じことが歯科治療でもあります。
最新の技術や、治療法、薬品は日進月歩の勢いで進化しています、以前では残すことができなかった歯も医療の進歩で残すことができるようになりましたが、それらの治療法の多くは保険では認められてはおらず、従来どおりの治療を選択せざるを得ないのが現状です。
ちなみに、この20年間歯科では新しい治療法は保険で認められたものはほとんどありません。

また奥歯の治療において自分の歯と見分けがつかないほど美しいセラミックの歯があるにもかかわらず、保険では銀歯しか認められません。
歯を失った場合は、現在の医療技術ではインプラントやはめ込み式の入れ歯など歯を失う前と同じような状況まで回復できます。
しかし保険でできるのは分厚いプラスチック製のバネ式の入れ歯のみです。

保険で認められているのは最低限の機能回復であり(最低の治療ではありません)、最新の歯科技術や審美治療は保険でできる範囲を超えてしまいます。
保険の範囲内でよりよい治療を、というのは日本の保険システムでは不可能です。
もしも保険にこだわらずよりよい治療を望まれるならば、歯科医院に最初に伝えて、治療法の説明を要所要所でしてもらうようにすればよいでしょう。

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 ◆レントゲンは大丈夫?

レントゲンは放射線を使って写真を撮影する装置です。
放射線は自然界でも普通に存在し、微量ながら誰もがあびています。
歯科用に用いるレントゲン装置から出る放射線の量は、大き目の写真でも、比較的放射線の強い地帯である温泉地で1時間くらいのんびりしているのと同程度です。
また歯科用のレントゲンは放射線量が少なく、胃のバリウム検査の3000分の1程度しかなく、妊娠されている方でも全く問題ありません。

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 ◆歯の治療をしたのにうまくかめない

せっかく歯の治療をしたのにうまく噛めない、歯の間に物がはさまる、歯が揺れだしたといった症状が出てきたら、それは歯やかみあわせがあっていない可能性があります。
あっていない歯は噛めないだけでなく、歯を支えている歯ぐきや骨、あごの関節までおかしくしてしまいます。
後戻りのできないところまで症状が進んでしまう前に、一度別の歯医者さんで相談されたほうが良いでしょう。

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 ◆神経の治療の途中ですが忙しくて歯医者に行けない

歯が痛くなり、忙しい時間の合間をぬって歯医者で神経を抜いてもらったが、その後忙しくて歯医者に行く暇が無い、という方がおられるかも知れません。
神経を抜いたのですから、当然痛みも無くなり当面の悩みから開放されます。
しかし、神経を抜いた直後の歯は神経の入っていた穴があごの骨にまで一直線に伸びており、感染に対して全く無防備な状態なのです。
そのまま放置しますと、やがて仮のつめ物の間がゆるんで細菌が侵入し、歯の根の先の骨の中に病巣(膿の袋)を形成します。
しかし、神経を失ってしまった歯はこれだけの病態でも何ら痛みなどの症状がでません。
そして病巣が大きくなり、体の抵抗力が低下したときに突然痛みとともに腫れ上がり痛み止めもまともに効かないような状態になります。
こうなってしまうと良くて歯の根の治療の大がかりなやり直し、悪いとその歯を失うばかりか隣の歯にまで病巣が影響を及ぼしてしまいます。
このような最悪の状態にならないためにも、歯の治療の中断は歯医者さんと相談の上で、適切なタイミングで行ったほうが良いでしょう。

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 ◆あごの関節がカクカクする


あごを動かすとカックンと音がしたり、、スムーズに動かない場合はあごの関節の障害である「 顎関節症(がくかんせつしょう) 」が疑われます。
顎関節症は進行すると、あごが動かなくなったり、口が動かなくなったり、ひいては姿勢まで狂ってしまう場合があります。
またお口だけでなく、肩がこったり、頭が痛くなったり、偏頭痛の症状が出たりします。
あってない銀歯や入れ歯、噛み合わせの不良などが原因となることがあり、突然発症したりする場合があります。
疑わしい症状がある場合は、進んでしまう前に歯医者さんに受診されるほうが良いでしょう。

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 ◆中国産の入れ歯でないか不安


最近、入れ歯や銀歯で安い中国製のものが、医療用品ではなくて雑貨として日本に入ってきているようです。
中国製の技工物には国内で認められていない有害な金属が混入されていたケースもあり、安全面で疑問です。また、国内の技巧所といえど孫受けで中国に金属を発注している場合があるため、技工士が勤務し技工物を作成している歯科医院が安心といえるでしょう。

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 ◆インプラントをすすめられた

治療の甲斐なく歯を失った場合、最近ではインプラントを埋め込むことが多くなってきました。
確かにインプラントは有効な治療のひとつです、しかしメリットの裏にはデメリットもあるため注意が必要です。
インプラントは骨に直接埋め込むため、インプラントの埋め込み部は非常に感染に弱くなり、常に清潔を保つことが必要となります。
ですから不自由になったりして清潔を保てなくなったり、何らかの疾患などで感染しやすい状態におちいると危険です。現在健康でも、将来健康であるという保障はないですし、骨粗しょう症の薬や抗がん剤によっては使用ができなくなる場合もあります。
高額なインプラントは歯医者さんにとっては利幅が非常に大きいため、多少のことならとかく勧めがちですが、失った歯を補うには他にも方法は存在します。
前後の歯をつなぐブリッジも、健康な歯を一部削るというデメリットもありますが、きちんとした方法でつくられたブリッジは簡単にはダメにはなりません。しかも保険の範囲内で治せます。
他に選択肢がないか?その方法とのメリット、デメリットの比較はどうなのかをよく考慮したうえで決断されるほうが良いでしょう。
 ※当院では患者様ご自身からの希望があり、かつ適応としてベストな治療と判断したときのみインプラント治療をおこなっています。

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 ◆入れ歯安定剤を使ったほうが良いの?

入れ歯は歯ぐきの粘膜に合わせてつくられるため、通常の使用では入れ歯安定剤を使用しなくとも歯ぐきの上で安定しています(できの悪い入れ歯は別ですが・・・)。歯ぐきは常に変化しています、逆にいれば安定剤を使用することで歯ぐきが入れ歯安定剤を使用した状態で合うよう変化してしまうため、結果として入れ歯はさらに合わなくなります。
長期の使用は歯ぐきだけでなく、歯ぐきの中の骨の形状の変化をもたらします。
こうなると元に戻ることのできない変化のため、入れ歯をつくりなおす必要があったり、最悪は入れ歯をのせるべき骨がなくなり入れ歯を安定させることが非常に難しくなります。
入れ歯安定剤は、入れ歯不安定材なのです。
痛みやかたつき、すいてきた感じがでてきたら面倒でも歯医者で調整してもらいましょう。

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 ◆親知らずが生えてきた

親知らずが生えてきたら抜かなくてはいけないのでしょうか?と良く質問されます。
十分に清掃を保つことができて、歯がきれいに並びとしてきちんと機能(噛むことです)しているのであれば残すのが良いでしょう。
しかし、みがけないばかりか、横倒しで生えてきて将来出てくる見込みが無ければ話は別です。
みがけなければ当然虫歯になり、口臭や痛みの原因になってしまいます。
また、親知らず周辺の歯ぐきがたびたび腫れるようになってきたら要注意です。
忙しい日が続いて疲れがたまったり、風邪などで抵抗力が落ちたときに腫れや痛みを繰り返すようになります。
親知らずだけが痛むならまだしも、手前の歯に影響を及ぼしてしまうようなら抜いてしまうほうが賢明かも知れません。
気になるようなら歯医者さんで診てもらうのが良いでしょう。

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 ◆歯の神経(根)の治療をしたのに痛い

歯医者に行ったら、根(神経)の治療が必要といわれて、根の治療をしたら痛くない歯に痛みが出た、というような経験をお持ちのかたがいらっしゃるかと思います。
虫歯が進行し、神経を抜いたのに何で痛むのか不思議かと思います。
痛みはいくつか原因が考えられますが、一つには神経がとりきれずに残っている場合、そして神経ではなく歯を支える歯根膜の痛みです。
歯の神経は植物の根のように枝分かれしているものや、分岐合流しているものなど複雑な形態をしているものが実に半数ほどを占めるといわれています。そのため神経の一部が残る可能性があります。
また、治療の際の切削や歯根膜への治療器具の到達などで、歯根膜の中にある神経が過敏になり、鈍い持続的な痛みや噛んだときの痛みが出る場合があります。
いずれも残った神経の除去や沈静処置、経過観察などで次第に痛みが治まってきます。
また、もともと神経を除去した歯を再治療したときには、根の奥の骨の中に病巣(膿の袋)ができているためそれまで慢性的に静かに進行していた症状が急性化し痛みが出る場合がありますが、治癒してくるとおさまってきます。

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 ◆歯石は取ったほうが良いの?

ハイドロキシアパタイトという言葉をご存知でしょうか?
昔、「芸能人は歯が命」という歯磨き粉の宣伝で使われていた、微小な虫歯を補修する成分です。
このハイドロキシアパタイトは唾液中に大量に含まれており、我々の歯の微小な虫歯を補修してくれています。
歯石は唾液中の過剰なハイドロキシアパタイトや歯垢がいっしょになって固まったもので、顕微鏡で見ると軽石のようにスカスカで細菌の巣になっています。
歯石は歯ぐきの病気である歯周病の最大の原因であり、虫歯の原因でもあります。
しかもやっかいなことに歯磨きでは取れず、歯ぐきの下までくっついています。
専用の道具で無いと除去できません、末永くご自身の歯をお使いいただくためにも定期的に歯石を取ることをおすすめします。

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 ◆虫歯と手荒れの関係

虫歯と手荒れ、一見関係のないように思えますが非常に密接な関係を持っているものがあります。

手のひらや足底に多数の水疱が両側に急に出現し、しばらくすると皮がむけだしてガサガサになるといった経過があり、それがましになったり悪くなったりを繰り返すものがあります。
これは掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)という皮膚疾患で、慢性的な炎症や、金属アレルギーなどの免疫応答の異常でおこります。
よく見られる皮膚疾患であり、皮膚科にいってもステロイド軟こうを処方されるだけで、一時的にはよくなるのですが、季節の変わり目などに再発しがちです。
体の中で慢性的な炎症を起こす可能性のある部位は、歯や歯ぐきといった口腔領域が圧倒的に高頻度を占めます。

つまり、歯の根の不完全な治療(日本の歯の根の治療の成功率は50パーセントを割っています)や
歯周病による病巣形成、歯科用金属により、免疫システムが刺激されて手荒れが引き起こされるのです。
この症状は歯の根や歯周病などを治療して病巣を消滅させることでのみ、根本的に治ります。
意外と皮膚科のお医者さんもこの関連を知らない方が多いようで、単純にアトピーでひとくくりにされるためなかなか治らないようです。

なかなか手荒れが治まらず、歯に多少の不安がある方は歯科を受診されてはいかがでしょうか。
ただし、きちんとした歯の根の治療ができるドクターのいる歯科医院でなければ、病巣を増やされてさらなる悪化を招くことになります。

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 ◆歯ぐきに白いいぼのようなものができた

歯ぐきに白いいぼのようなものができて、そこから血や膿がでてくるようであればすぐ近くの歯の根が化膿している可能性が高いです。
根の先に膿袋ができると、膿の逃げ道がないため骨に穴が開き、そこを通過して歯ぐきに噴火口のように膿の出る穴が形成されます。
通常、歯の根の治療をすることで治りますが、長い間放置しすぎると病巣が大きくなり治せなくなることもあります。

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 ◆フッ素が歯に良いときいた


適量のフッ素は歯を強化します。
歯の成分の一部がフッ素と置き換わることで、虫歯になりにくい強い歯質が得られます。
フッ素はお茶やいろんな食べ物など自然界に広く分布しているため、歯は少しずつフッ素を取り込み強くなっていくのです。
生えてきたばかりの歯はフッ素を取り込んでいないため比較的弱いので、歯医者さんでフッ素を人工的に薬品として塗布してもらうと歯を強化することができます。
ただし、フッ素を塗ったから虫歯にならないのではないので日々の歯磨きは大切ですし、虫歯になってしまった歯にフッ素を塗っても効果はありません。
フッ素も過剰になると歯に白斑を生じさせますが、普通に生活している分には過剰になることは無く問題はありません。

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 ◆歯を抜いた穴が痛い、臭いがする

歯を抜いたところが抜いたときはどうも無かったのに、数日たったら猛烈にしみて痛みが出て、場合によっては悪臭までしてきた、という症状が出ることがあります。
これはドライソケットといって、歯を抜いたところに入っていた血の塊がとれてしまって、骨がむき出しになっていることでおこります。
再び血の塊をつくってやるか、傷口をおおってやることで治っていきます。
症状に心当たりがあるようでしたら、歯科医師に相談されるのがよいでしょう。

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 ◆歯の色がおかしい

虫歯でもないのに歯の色が一本だけ茶色っぽい場合、その歯の神経が死んでしまっている可能性があります。
歯の神経は打撲など刺激で死んでしまうことがあり、歯の中に神経の残骸が残ってそれが着色の原因になります。また死んだ神経は人体にとっては異物であり、それを攻撃しようとして歯の根の先に病巣(膿袋)が形成されて徐々に大きくなっていきます。
これは早めの根の治療が必要です。

一本だけでなく、左右対称にしま模様のように着色しているケースでは、歯が生えてくる前の歯の形成期に飲んだお薬が原因の可能性が大きいと思われます。
テトラサイクリンと呼ばれる抗生物質は歯のエナメル質に沈着するため、歯質そのものに色がついてしまいます。
軽度なものではホワイトニング(歯の漂白)で対処できますが、重度のものだと歯の表面に薄いセラミックを貼り付ける治療になってしまいます。

非常にまれですが、内部吸収といって歯が薄いピンク色に変わってしまう場合があります。
このケースは歯の内側から歯が壊されて最後には薄皮一枚になってしまい、内側の組織が透けて見えるためピンク色に見えるのです。
原因は不明ですが、打撲などが引き金となる場合が多いようです。
早い段階であれば歯の根の治療をおこなうことで歯を残すことができますが、進行すると手遅れになり抜歯せざるをえなくなってしまいます。

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 ◆歯が原因で蓄膿症になるというのは本当?

蓄膿症(ちくのうしょう)は副鼻腔炎といい、鼻の周囲に存在する空洞の粘膜の炎症です。
風邪をひいて鼻水や鼻詰まりを感じ、薬を飲んでも全く良くならないという場合や、風邪もひいていないのに、何だか鼻に違和感があると感じる場合は、蓄膿症の可能性があると考えて良いでしょう。
カゼなど鼻の疾患が原因でおこることが多く、耳鼻科で上顎洞の洗浄や手術により治療します。

副鼻腔の一つに鼻と上あごの間に存在する空洞(上顎洞)があります。。
個人差はありますが上顎洞の底にはタケノコのように歯の根の先端が突き出しています。
歯の根の治療が不適切であったり、歯の神経が死んでしまった歯を放置すると、上顎洞に突き出している歯の根の先端から粘膜に細菌感染が起こり上顎洞炎がおこってしまいます。
これは歯性上顎洞炎といって、通常の耳鼻科で行う上顎洞炎の治療では治らず、歯医者で歯の根の適切な治療によって治すことができます。
蓄膿症がなかなか治らない方は、一度歯科医院を受診されてはいかがでしょうか?

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 ◆初期の虫歯は治る?

唾液中には、ハイドロキシアパタイトという物質が大量に含まれています。
これは昔、「芸能人は歯が命」というフレーズの歯磨き粉の宣伝で使われていた、微小な虫歯を補修する成分です。
歯の表面はエナメル質と呼ばれる硬い部分に覆われています。
エナメル質の表面に限局した小さな虫歯はホワイトスポットと呼ばれ、チョークのような白くにごった色をしています。
これは歯の表面のエナメル質が歯を磨かないことなどにより酸性などに傾いた状態が続いた結果、歯の表面のエナメル質にあるカルシウム成分が少なくなり白濁してしまうのです。
このようなホワイトスポットの状態が長く続くといずれ穴が開いてしまいます。
しかし、はみがきをきちんと行い、お口の中の環境を正常に保つことでホワイトスポットにハイドロキシアパタイトが入り込み修復することができます。
ただし、一見ホワイトスポットに見えてもその下では虫歯が深く進行している可能性があるので、歯医者さんの指導の下で経過を追うようにしましょう。

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